着物の悦び―きもの七転び八起き (新潮文庫)林 真理子
新潮社 刊
発売日 1996-11
お金持ち女性なればこそ・・・, 2006/3/1
きものを愛する心は真理子さんには負けないけれど 経済力は足元にも及ばない私。下衆の勘ぐりながら 着飽きた着物はどうされているのかしら?高級呉服店だけが着物屋さんではないはず。最近は時代遅れでも着古しでもコーディネート次第でうんと素敵に着こなせることを勉強しました。この本はきものの入門書ではあったけれど着こなし書とはいえなかったです。
‥グラフィックがもっと綺麗ならば‥, 2005/10/25
新しい良い着物を沢山お買い物している人でないと書けない話です。ある意味貴重な感じがしました。お金をかなり自由に使うことができて着道楽で、最近、着物に興味を持ってから豪快にショッピングしているお姉さまに話を聞いている感じです。
グラフィックが少し残念です。ご自慢の着物の写真が少ししか出ていません。同じ新潮文庫の青木玉著「幸田文の箪笥の引き出し」位、写真が多く綺麗な本ならと思います。本書の写真は小さいので着物の良さがよく伝わってこないのが残念です。
道楽, 2005/3/5
正統派の着物や帯がお好きなようで、なるほどと思える部分もたくさんありますが、ちょっと嫌味に感じられる部分もあります。着物好きというか着物道楽なのでしょうね。色の名前を勘違いしていた店員さんを小馬鹿にしている一方で、伝統的な柄の名前にあまり詳しくないのもご愛嬌です。
楽しくも、ためになるエッセイ。, 2004/9/25
きものに興味の無かった林真理子さんが、きもの道にはまり込んでしまう楽しくも、ためになるエッセイ。
何もしらない洋服世代の真理子さんが、どうやって着物と付き合ってゆけばいいのかということを書いてくれているので、同じ目線で、全くその通り!と膝を打つことが何度もありました。たくさんの失敗、様々な疑問、いろいろ考えながら実際に買って、失敗して。そうやって着物上手になってゆく。本当に楽しい本ですよ。真理子さんの着物コレクションもとても素敵ですね。
そのほか着物好きが嵩じて「着物をめぐる物語」を書いていらっしゃいます。こちらは着物をめぐる短編集です。それぞれ着物にまつわる人たちの粋な物語です。ぜひお読みになってみてください。
失敗談って貴重ですね。, 2004/5/27
着物初心者だった著者が、失敗と先達の指導を糧に「きもの道」をつき進む。
マリコさんのきもの道は上方風・正統派らしく、出入りのお店も京ものが多いよう。「織の着物には染の帯、染の着物には織の帯」などの着物のお約束にまつわる失敗談も豊富。
これ読まなかったらきっと私もやっていただろう失敗をマリコさんが先にやらかし、それを教えてくれるのは非常に助かる。
たぶん皆同じ失敗をしながら覚えていくのだろうけど、失敗談を披露してくれる着物の本ってないんですもの。「着物ってお金がかかるんでしょ」という疑問に対するマリコ流回答もあり。
凄い投資ぶりも登場、人間国宝の作を2枚買った!とか。
文中で紹介された着物にまつわる小説から、きものワールドが広がります。軽くて面白い話ぶりだが、同じモチーフを繰り返し使う癖も健在です。付録の受賞式の講演は、エッセイとの内容重複が多く、冗長。
エッセイストとして題材を着物にしぼった1冊 2006-03-10
林真理子さんといえば、今では女流小説家だけど、私にとってはエッセイストとしての作品のほうが好きです。いつも歯切れの良い、ちょっとアネゴ調なエッセイにページが進みますが、これは林真理子さんが凝りだした頃の着物エッセイ本。
着物の着付けとかそういうかたい話よりも印象に残ったのは「着物での失敗談」だったり「購入にまつわる裏?話」だったり「初釜(お茶)にでかけた時の話」だったりする。
残念なのは着物をお召しになった林真理子さんのお写真は載ってはおらず、何枚かの着物や帯の写真だけなこと。でも、やはり林真理子さんの本、するするとページが進みすぐに読んでしまいました。
読んでしまったら…また最初から読みたくなる1冊です。
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